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負荷トルクの計算式

負荷トルクは、加速トルクと外的負荷トルクの和、で求められます。

①負荷トルク=②加速トルク+③外的負荷トルク

補足:単位系は、(g・cm)


負荷トルクとは、モータで物体(=ワーク:以下ワークと記載)を動かす際に必要なトルクを意味します。
負荷トルクがモータのトルクを上回ると、モータでうまく動かすことが出来ない(制御できない)、と言うことになります。
そのため、負荷トルクを事前に計算することは、即ち適切なモータ選定をすること、と言うことにもなります。
尚、ここでの負荷トルクとは、モータにかかる最大負荷トルク(以下負荷トルクと記載)を表します。
 

加速トルクとは、ワークが加速または減速する時に生じる負荷で、一定速度の状態では、発生しない負荷となります。
加速トルクを計算する際には、最も負荷がかかる加速時(または、減速時)での計算をします。


外的負荷トルクとは、ワークに常にかかる力、摺動抵抗やバネ力など、のことを表しています。


では、加速トルクについて説明していきます。
まず、加速トルクには大きく分けて、回転系の運動によって生じる加速トルクと、直動系の運動に生じる加速トルクの2種類に分けられます。
いずれの場合も、加速トルク(=Tr:以下加速トルクをTrと記載)は、慣性モーメント(=イナーシャ:以下イナーシャをIと記載)
と角加速度(=以下ω’と記載)の積で求められます。


加速トルク:Tr=Ixω’ (g・cm)


 
イナーシャIの計算式は、回転系イナーシャ(以下Irと記載)、直動系イナーシャ(以下Icと記載)の場合でそれぞれ計算式が
異なります。(便宜上、回転系をIr、直動系をIcと表記していますが、どちらもイナーシャIと同じ意味です)
 
以下、概要を説明しますが、直動系イナーシャには、回転系のイナーシャも含まれるため、まずは、回転系のイナーシャを理解
した上で、直動系のイナーシャに進むことをおすすめします。

詳細は以下、リンクより
簡単!モータ負荷トルク計算(回転系)|群馬のサラリーマン (note.com)
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